TOEIC800点のレベル・勉強法は?【TOEIC800点保持者が攻略法を完全解説!】

「TOEIC800点の壁をなんとか突破したい…!」「就活・転職を有利に進めたい!」

ただ一般的に、TOEIC800点、そして860点は以下のように見られています。

・本気で努力しないと超えられない壁が「800点」
・最高レベルのA評価を得られる基準が「860点」

実際は800点を目標にする人は多いですが、目標を達成できている人は一握り。

例えば、

1回目で550点
2回目で700点

なんだTOEIC簡単じゃん!

と油断し、勉強せずに受験して730点。次はリベンジ。本気で勉強して750点。


本気で勉強しても750点。。自分のレベルってここまでか…

そしてTOEICを諦めてしまう。このような人は実は多いのです!

この記事では、TOEICの大台800点を取るために、筆者が実際に行ったおすすめ勉強法や参考書をご紹介します!

TOEIC800点のレベルは?難しい?

実際、TOEIC800点というのはどの程度のレベルでしょうか?

TOEIC800点を取れば、受験者の上位13%に入れる!

2019年3月のTOEIC L&Rテストを参考にすると、14万人を超える受験生の中で平均点は579.2点。

795点以上のスコア取得者は上位13.3%。

なので「TOEIC800点を取れれば,TOEIC受験者の上位13%に入れる」ということになります!

大学生の平均点568点、社会人の平均点は607点

受ける回によって多少の上下はしますが、

・大学生の平均点は568点
・社会人の平均点は607点

となっています。

全体平均に比べて大学生の平均の方が低いのは驚きですね!

特徴的な現象として、大学生は学年が上がるにつれて平均点も上がっていきます。

一方で社会人の場合は、年次を重ねるにつれて平均点が下がっていくことが挙げられます。

大学のうちは1年、2年のうちにTOEICの形式に慣れていって、3年生で一気に勝負をかけるという形がおすすめです。

社会人になってからは、頭がフレッシュな1年目、2年目のうちに高得点を狙うことが良いでしょう。

東大院生(文系)の平均点が800点

文系大学院日本最高峰、東京大学に入学した文系大学院生の平均点が800点ちょうどです。

東大院生でも800点が一つの壁になっていることは事実。

あの東大院生でも届くか届かないかの点数なので、一筋縄の勉強だけでは800点を超えることは非常に難しいのです。

TOEIC 800点を取ると就職・転職に有利?

TOEIC800点あれば、ほとんどの企業で英語ができると言っても疑われることはありません。

ただし、会社によっては800点以上を評価するところと、860点以上を評価するところに分かれるので注意が必要です。

なぜなら、TOEIC側が出している英語力の基準はAランク860点以上、Bランク730点~860点となっているからです。
企業側がTOEICの基準に沿って考えると、730点の人も、850点の人も同じ英語力と捉えられてしまう場合もあるのです。

800点以上のスコアを求める企業はJICA,住友商事など多数!

ちなみにTOEIC800点以上のスコアを求めている企業や法人は以下のとおりです。

【新卒(就職)】

企業 求められる点数
楽天 800点以上
住友商事 800点以上
JICA研究所 800点以上

 

【中途(転職)】

企業 求められる点数
日本IBM 800点以上
英語スクール講師 800点以上
ユニクロ 800点以上

さらに、海外赴任の条件にTOEIC860点以上を設けている会社として、富士通や三菱商事も挙げられます。

800点あれば、大手企業はもとより英語スクールの講師や翻訳業まで様々な会社で評価されるのです。

加えて業種も、海外営業や国際部といった海外と関わる部署が多いようです。

可能性が大いに広がりますね!

TOEIC800点はどのくらい英語使えるの?

体感値ですが、TOEIC800点以上持っている人で英語を話せる人は50%ぐらいではないかと思います。

海外留学経験や在住経験がある人は英語を話せるでしょうが、TOEICの点数を上げるために勉強力してきた人は話せない人は多いです。


Can you direct me to the nearest subway station?


(最寄りの駅までの行き方か…)Umm…Turn right at the couner, and…(なんとか伝わるかな)

実際に筆者はTOEIC830点を持っていましたが、困っている外国人に話しかけられた際、相手の話している意味はわかっても、すんなり英語が出てこなくてギリギリ伝わるレベルです。

これは、TOEICはあくまで英語の受容スキル(リスニング、リーディング)を測るテストであり、実際の英会話には産出スキル(スピーキング、ライティング)が求められるからです。

受容スキル:英語を聞いたり読んだりする能力=リスニング、リーディング
産出スキル:英語を話したり書いたりする能力=スピーキング、ライティング

なので、TOEICの勉強を通じて読んで理解する・聞いて理解する英語力は身につきますが、それだけで話せるようになるわけではありません。

繰り返しですが、TOEICで測られる力はリーディングとリスニングなので、いくらTOEICで高得点を持っていようとペラペラに話せるわけではないのです。

TOEIC800点を取るおすすめ勉強法

当時TOEIC730点のスコアを持っていた筆者が、800点越えを目標として行った勉強法をお伝えします。

対策の結果、見事(?)830点を取ることができましたので、効果は実証済みです!

・対策期間:3ヶ月
・勉強時間:1日15〜30分2日に1回程度のペース

勉強場所は家かカフェ。
会社で働きながらだったので、まとまった勉強時間はあまり取れませんでした。

※ただし、筆者は大学受験で英語をかなり勉強し、在学中にもTOEIC700点を超えていましたので、勉強時間は比較的少なく済みました。

リーディング勉強法:「スタディサプリENGLISH」がおすすめ

730点を取った際の勉強法では、Z会の『TOEICテストリーディング強化パッケージ』を使っていましたが、今回は会社の学習プログラムを使いました。

内容は実際の問題に似たリーディング問題がPart毎に用意されているというもの。

1日15分ほどの問題が90日分用意されています。
勉強開始から30日後に、模試のような形で「確認テスト」を行います。

ちなみにこの確認テストを受けたかどうかで、ちゃんとプログラムを受講しているかチェックされています。
確認テスト未受験の場合は、上司に怒られます(笑)

パソコンかスマホで受講する形式なので、電車での移動中や隙間時間にその日の勉強ができるのは良かったです。

筆者の場合は会社のプログラムでしたが、似たような仕組みではスタディサプリENGLISHがおすすめです。

 

特に、机に参考書を開いてというのが面倒な人、隙間時間に勉強したい人にはおすすめです!

スタディサプリイングリッシュについて詳しい解説記事はこちら

リスニング勉強法:「TED」がおすすめ

リスニングの勉強はほぼ100%「TED」を使っていました。
https://www.ted.com/

「TED」は、英語プレゼンテーション動画サイト・アプリです。登壇者がテーマに関して英語でプレゼンテーションをするというもの。

内容が面白いので続けられるというのはもちろんですが、TEDのおすすめポイントは3点あります。

①速いスピードに慣れられる
②登壇者の出身国が様々であるため訛りのある英語にも触れられる
③英語字幕、トークスクリプトがある

おすすめポイント①速いスピードに慣れられる

TEDの登壇者はほとんどがネイティブ。非ネイティブでも英語がペラペラの人です。
そのため話すスピードがとにかく速い

登壇者は、日常会話に近い感覚で話しているので、全然待ってくれません!

話すスピードが速いことのメリットは、その会話スピードに慣れることです。
TEDのスピードを普通に聞けるようになれば、TOEICのリスニングは0.5倍速だと考えてもらって大丈夫です。

筆者も試験当日までTEDの英語しか聞いていなかったので、本番では「え、流石に話すの遅すぎない?」と驚いたぐらいです。

おすすめポイント②登壇者の出身国が様々であるため訛りのある英語にも触れられる

TOEICのリスニングでは話者の出身国は様々。

アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語などあえて様々なタイプを混ぜて問題を作っています。

我々日本人は、高校までの英語の授業でアメリカ英語を教わってきたので、イギリス英語やオーストラリア英語は聞き取りづらいと感じることが多いです。

そのため、様々な国の訛りを知っておくことはTOEICリスニング対策としては効果的なのです。

おすすめポイント③英語字幕,トークスクリプトがある

TEDがすごいのは、字幕とトークスクリプトが用意されていること。これを活用すると効果倍増です!

筆者が実際にやっていた勉強法は以下のような流れがです。

①Topicsから興味のあるテーマの動画を選ぶ
②英語字幕でプレゼンテーションを見る
③字幕なしでプレゼンテーションを見る

まずは、動画を英語字幕でプレゼンテーションを見ます。

ここで「知らない単語が多い」「知っている単語を使っているのに聞き取れない」といったことがわかるのです。

知らない単語が多い人は、トークスクリプトを見て単語をピックアップしましょう。

知っている単語を使っているのに聞き取れない人は、まだ英語のスピードに慣れていないということです。

・まずは字幕を見ながらどのような発音で話されているか確認
・ある程度慣れてきたら、普段からTEDをBGMとして英語を聞き流し

すると、段々とTEDのスピードが当たり前になってくるのです!

当日のリスニングが、信じられないほどゆっくりに聞こえるようになります。

おすすめ参考書

筆者はリーディングは会社のプログラム、リスニングはTEDという対策を行っていましたが、これまでの対策で使ったものや知人からおすすめされた参考書もご紹介します。

全般:TOEICテスト公式問題集

結局たどり着くのはこれです。

公式問題集なので、まず間違いないです。

そして実践形式のテストがあるのはやはりうれしいですね!

正直、受験者の9割が持っていると言っても過言ではありません。
まずはこれから始めましょう。

リーディング対策:TOEICテストリーディング強化パッケージ

筆者のおすすめは以下のZ会の参考書。『TOEICテストリーディング強化パッケージ』
分厚くない、情報量多くない、高くない。

お手軽に始められて、クオリティも高い。700点台、800点台を目指す人におすすめです!

リスニング対策:TOEICテストリスニング強化パッケージ

リスニング対策のおすすめは、正直TED!
だまされたと思って一度お試しあれ。

参考書派の皆様にはやはり、Z会の『TOEICテストリスニング強化パッケージ』がおすすめです。

単語対策:TOEICテスト出る単特急 金のフレーズ

筆者は単語に割く時間がなかったため単語帳は使っていませんでしたが、TOEICに特化した単語帳もあるようです。

時間に余裕がある人は単語帳も活用してみると点数アップにつながります!

隙間時間に:スタディサプリENGLISH TOEIC対策版

スタディサプリENGLISH TOEIC対策は、株式会社リクルートが運営しているスタディサプリのTOEICに特化した版です。

いつでもどこでもサクッと勉強できるのが最大の特徴です。

筆者も会社のプログラムを受講してオンラインの良さは身に染みてわかっているので、結構おすすめです。

隙間時間をうまく使って勉強したい!という人にはもってこいだと言えるでしょう。

スタディサプリイングリッシュについて詳しい解説記事はこちら

まとめ:TOEIC800は難しくない!

以上が、実際に筆者が3ヶ月の勉強で730→830まで点数を伸ばした勉強法になります。

じっくり読んでいただいた方は気づいたかもしれませんが、リーディングよりもリスニングの勉強の方がしっかりやっています!

実際に、830点の内訳は
・リーディング370点
・リスニング460点と、かなり偏ってます(笑)

理想は
・リーディング400点
・リスニング400点
・合計800点
かもしれませんが、どうしても得意不得意はあります。

自分の得意と不得意を見極めて、目標達成のために頑張っていきましょう!

関連記事

  1. TOEIC600点のレベル・勉強法は?【TOEIC600点保持者が攻略法を完全解説!】

  2. TOEIC900点のレベル・勉強法は?【TOEIC900点保持者が攻略法を完全解説!】

  3. TOEIC700点のレベル・勉強法は?【TOEIC700点保持者が攻略法を完全解説!】

  4. 目的別おすすめ英会話アプリ10個!【実際に使って厳選】

  5. TOEIC500点のレベル・勉強法は?【高得点保持者が攻略法を完全解説!】

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。