「就活するからTOEICを受けるか迷ってるけど、どれくらいの点数とればいいんだろう?」とお考えの方。
実は、就活や転職で(少しではあるものの)評価対象になるのがTOEIC600点前後と言われています。
「600点」という数字だけ見ると、そこまで英語が得意じゃない方からすると「無理そう…」と感じるかもしれません。
ですが、TOEIC600点は今から英語を勉強し直すとしても意外と現実的に可能なスコアなんです。
そこで今回はTOEIC600点を取るための「おススメ勉強法」をご紹介します!
TOEIC600点のレベルは?難しい?
TOEIC600点は、レベルから見ると、”ザ・普通”の位置になります。
上の表は、TOEIC公式が統計した2019年3月のTOEIC受験者の平均スコアです。
トータルの部分を見ればお分かりかと思いますが、トータル平均スコアが579点となってます。
またその他の月や昨年のデータを見ても、平均スコアは大体570点~590点をウロウロしていました。
このことから、TOEIC600点は極めて平均的な点数で、最低限とっておきたいスコアです。
TOEIC600点を取ると就職・転職に有利?
TOEIC600点が就職・転職に有利かどうかは、正直企業や業種によります。
というのも、実際面接で主に見るのは「人間性」ですし、入社後にそういった英語研修やTOEICを会社のお金で受けさせてくれる企業が多いからです。
もちろんTOEICの点数が高いことに越したことはありませんが、”採用時に必須”である企業はそこまで多くはありません。
一方、飛行機の客室乗務員や外資系のグローバル企業など、英語を頻繁に使う企業や、誰もが知る大手企業はTOEICの点数を重要視します。
ただ、採用時に必須ではなくても”参考にしている”企業はとても多いです。
下の円グラフをご覧ください。
2013年の報告書と少々古いデータではありますが、匿名の上場企業アンケートで約70%の企業が「採用時にTOEICのスコアを参考にしている・またはすることがある」と答えています。
「将来そうしたい」と答えている企業も合わせると、約80%もの企業が参考にしたい、またはしている事になります。
また、新卒・中途の採用応募時の参考スコアの平均が625点と、600点以上のTOEICスコアを参考にしていることが分かりますよね。
それだけ今グローバル化を視野に入れていて、そういった人材を欲する企業が多いということでしょう!
つまり、”必須”ではないけど”持っておくと上場企業への就活時に目に止まりやすい”ということです。
これから就活・転職される方は持っておいて損は無いでしょう!
TOEIC600点はどのくらい英語使えるの?
TOEIC600点は、体感値ですが「簡単な会話は聞き取れるが、流暢に話せるかと言えば無理」なレベルです。
中堅の私立大学の入試で英語科目を選択した人やセンター試験の英語の点数がが7~8割取れてる人なら、+αでTOEICの参考書を一周すれば600点前後取れます。
つまり、TOEIC600点は、高校で学ぶ英文法や英文読解など”基礎知識”は一通り身についている状態だと言えます。
一方、英会話に必要なスキルはTOEICで測れるようなリスニングスキル+スピーキングスキルです。
残念ながら、TOEICの勉強を少しした程度で、流暢な英語は身につきません。
そのため、リスニング・リーディングの”受容スキル”は得意なものの、スピーキング・ライティングの”産出スキル”は少し苦手なとしている方が多く分布しているスコアです。
TOEIC600点を取るための理想の点数配分は?
筆者の体感ですが、TOEIC600点を超えるための理想の点数配分は、リスニング330点:リーディング270点です。(平均的にもこのスコア配分です。)
リスニングに比べ、リーディングは自分で短い制限時間の中でペースコントロールする必要があり、TOEIC初心者には難しいです。(特に英語が不得意な人は)
ただし、上記はあくまで筆者の体感なので、人によってはリスニングを半分捨ててリーディングに賭けて600点取る人もいれば、リスニングで点数を取ってリーディングはじっくり時間をかけて解く人もいます。
ただせっかく英語を勉強しているので、どうせなら後者のリスニングを主とする勉強方法を参考にすることをおすすめします、(その方が後々大きく役に立ちます)
受験英語をやっていた方ならリーディングの基礎知識はあるでしょうし、リスニングに注力して勉強してリーディングは効率よく解く方が点数が上がりやすいです!
TOEIC600点を取る勉強法
ここからは、実際に筆者がTOEIC600点を取るために取り組んだ勉強法をご紹介します!
単語勉強法:「世界一わかりやすいTOEICテストの英単語」がおすすめ
不安な人はやった方がいいです。英語を勉強するのが大学受験以来だという方は特に。
ただ真面目に初めから単語を覚えるのは効率が悪いので、ざっとTOEIC頻出単語を覚えた方が近道だと思います。
おすすめは、「世界一わかりやすいTOEICテストの英単語」です。
すべての見出し語にコメントが付いており、単語の持つイメージや使い方、テストでの出題のされ方まで書いてあるので丸暗記せず単語を覚えられます。
大学受験の単語知識がある程度ある方は、こちらはざっと目を通すだけで大丈夫です。
単語のために参考書を購入するのは少々もったいない!と感じる人は、アプリをダウンロードしてスキマ時間にやってみましょう。
ちなみに筆者のおススメアプリはこちらの「英単語アプリmikan」。無料で使いやすいです。
ただ、アプリよりも単語帳の方が全然使いやすいですし、スマホを開いているとラインがきたりインスタが気になって気が散るのが最大の難点。
なるべくスマホから離れた状態で勉強するのがベターです。
文法勉強法:「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」がおすすめ
文法も単語と同じで、TOEICの出題傾向に沿っている参考書を選ぶのがベストです。
5W1Hなど、中学~高校までの英語を復習しつつ、思い出しながら頻出英文法を頭にインプットしていきましょう。
筆者おすすめは「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」です。(以下画像参照)
リーディング&リスニング勉強法
基本となる単語文法の勉強が終われば、次はリーディング・リスニングです。
リーディング・リスニングは、総じて「早く解く設問」と「無視していい設問」があります。(失礼かもしれませんが。)
特に、600点代を目指す場合は、切っても良い問題はザクザク切るのが大切。
全部解こうとすると時間切れになってしまい、全く解けずに終わってしまいます。
つまり、TOEICには”高得点を取るためのテクニック”が必要なのです。
そういったテクニックを知らずに真面目に勉強すると、損してしまいますよね。
そのため”TOEICを効率よく解くためのテクニック”がどっさり書いてある参考書を何周かして、残り数週間という時にTOEIC公式参考書で問題に”慣らしておく”のがベストです。
おすすめは以下2つです。
まとめ:TOEIC600点は難しくない!
今まで色々記述してきましたが、TOEIC600点は”対策をきちんとすれば現実的にありえるスコア”だということがお分かりいただけたでしょうか。
TOEIC600点は平均スコアというだけあって、社会人としても必要最低限持っておきたいですよね。
ただ、「学生時代は英語得意だったし余裕っしょ~」と舐めてかかると痛い目を見ます。
きちんと参考書で勉強するなどして、対策を立ててから臨みましょう。
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